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未勝利日記

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2000/12/01(金)

もう12月

12月になってからやろうと思っていたことがいくつかあるのだが、もう12月なので やらなければならない。はあ、めんどう。 関係ないけど、てぃんかーべるのホームページを見て、はじめて、 十二国記のおおきいの(ろくた)の役の人が女性だと知った。 DELPHIからWIN32APIを呼ぶ時にはなにか注意する点があるのだろうか、 どうもおかしい。

2000/12/02(土)

ナース(山田正紀/ハルキ・ホラー文庫)読了。

映画をほとんど見ない私にはよくわからないが、B級ホラーというのがあるらしい。 この小説はB級ホラー映画に近いと言われれば、それはなんとなく納得出来る。 しかし映画にはこんなに理屈はないだろう。だからたぶんこれはB級ホラー+必死 の理屈というべきではないか。ホラーというのはある面ではSFに近く、また別の 面ではSFから遠い物だと思うが、この作品のラストはSFから遠いところにある と思う。だって被害は多くてもやがて解決する問題を、 被害を少なくするわけでもなく、解決から遠ざけているのだから。SFなら、 大きな点に注目して小さな点に目をつぶり被害を最少にすると思うのだが、 この主人公たちは、小さな点にこだわり大局を見ないで行動するから、 この小説の終りの時点からさらに大量の被害者が発生すると思うのだが。 もちろん、この後味の悪さはホラーとしては良いのだろうが。

マンガを買う。

ナースが期待はずれだったので、マンガを買う。ポーの一族3巻、おたんこナース7、 パトレイバー11、成恵の世界。

2000/12/03()

サイドールライブに行く。

今回はひとりで行ったので、ただぼーと壁際に立っていただけであった。 猫井さんは「嫌いな人ができた」というような歌を歌っていた気がするが、 聞き違いかもしれない。腹具合も少し不安だったので、サイドールだけ聞いて 帰った。後ろのほうにいたので今回は耳鳴りはしなかった。

洋書が到着。

SKY SOFTで注文した洋書が本屋に届いたらしい。明日の朝、取りに行こうと思う。 しかし、日本語の本もかなり積んであるのだが。

2000/12/04(月)

CETAGANDA 受取。

とうとうSKYSOFTで注文したCETAGANDAを受け取った。やっぱり安い。つい ひかるの碁とジョジョの奇妙な冒険も買ってしまったが。よんでみるとやはり 分からない単語が多い。が、無視して6ページ読む。おお、何が分からないって 冒頭で引用されている中国人がわからん。孫子かなぁ。あ、周恩来か。20世紀って 言ってるし。

某ゲーム到着。

で、さっそくこれからプレイせねば。しかし、このゲームっていうかゲームだけど でかい。本棚に並べるには棚の高さを変えなければならないだろう。内容に 比べてかなり安いと思われる。重いけど。いや本当に重いぞ、このゲーム。2kgは あると思う。

2000/12/05(火)

洋書。

今世紀中はちょっと……。しかし第1章は今、読み終わった。長編の第1章として よくあるように、主人公の置かれた状況や目的などが簡単にわかるようになっている。 いや、わかったかどうかはともかく。とにかく、最初の章は17ページしかなかった のだ。しかもアクションシーンが一回あり、なにやら謎のアイテムを手に入れた。

バイト先で掃除。

今日は期末テストだったので比較的ひま。それで掃除をした。作成中のプログラム どうしてもうまくいかぬと思ったらデータベースが壊れていた。なぜこわれたのか ということはとりあえず考えずに、本番データをテストデータに持ってきて解決。

2000/12/06(水)

バイトしたり、洋書読んだり。

バイト先ではプログラム作成の続き、自分の必要にかられてのプログラムとはいえ、 年に数回しか使わないと思われるプログラムの入力チェックは結構面倒であった。 入力チェックは面白みの少ないプログラムになりやすいが、その分テストが簡単 なのが救いか。

洋書は結構順調に進んでいる。もちろん読むスピードは遅いのだが、これを読んでいる と時間が経つのが早い気がする。ゆっくり読んでいるという気はあまりせずに、 時間が早く過ぎている気がするのである。

2000/12/07(木)

休日。

バイトは休み。銀行に行っていっぱいになった通帳を新しくしたり、デパート に行って不要品を買ったり。ゲームをしたりとだらだらする。

永遠の森 博物館惑星(菅浩江/早川書房)読了。

マガジン掲載時に読んだ「夏衣の雪」があまり気に入らなかったので、 面白くないのではないかという不安があったのだが、けっこう面白かった。 「夏衣の雪」は読み始めてすぐに「そんな仕掛けになんか凝って……」と思ったので あるが、最後になってもあまり釈然とせず好きではないのだが、「この子はだあれ」 はかなり良い。

2000/12/08(金)

空想小説ワークショップ。

今回は資料の捜し方。しかし「他に参考にしているホームページは?」とか 聞かれてつい「SF系日記更新時刻」と答えてしまう。どこが資料やねん。 いやいや、大森望氏もあいうえ音座録を参考にしていると言っているのだから、 SF系日記更新時刻を参考にしていけないことはない。

忘年会。

その後、空想小説ワークショップの忘年会。ここからは、完全仮名方式でいきます。 (アルファベットが同じでも同じ人を指すとは限らず、アルファベットが違っても 違う人だとは限らない)いつも幹事をするAさんの代わりに今回はAさんが幹事で あった。出遅れたためか人数が増えたためか部屋は狭くて混雑していた。参加者は 空想小説ワークショップの講師のA先生はもちろん、SFマガジンにも作品を発表 している作家のAさんや、12月下旬に新作が発売される作家のAさん、 絵本作家のAさん、人気サイトをもつ精神科医のAさん夫妻、 もうたくさん読むのは代替わりしたというかつては なんでも読んでいたらしいAさん、かえる好きとして有名で1月から留学するAさん など、ほか仮名にしなくても問題がない方々。

私がいつもうるさく言っている上に日記でも書いているので、 何も言わなくても禁煙席が設けられる。というか、喫煙席が設けられたのだが。 異形作家というにふさわしいAさんは、これまだ一度も煙草を吸ったことがない という。講師のA先生の乾杯の言葉で宴会が始まり、しばらくしてから不要品交換 が始まる。昨日買った不要品はこのため。しかし私が引いた番号は?。これは何番 だろうかと幹事に確かめてもらって9番と確定したが、どうも6番のような気がする のだが。で、なんか動物が描いてあるTシャツをもらう。私が持っていったスフィア は折り紙の人Aさんのもとにいく。

ビールばかり飲んでいた。ソウヤー来日の話とかでは会ったわけでもない私が、 「でもあの売れるように中年の危機を入れてるというのは困りますねぇ」とか いうと両側から賛成された。やはりみんなそう思ってるんだな。山田正紀のナース についてもAさんにどうだった?と聞くと、いや毀誉褒貶様々というように 答えられた。いや、私は誉める時には誰がなんといっても誉めるのだが、けなした ときは自分だけ読み間違えたのかと不安なのである。 A先生からは重いソフトとは何かと聞かれてしまう。いや、エロゲ−で画集がついて いてそれが重いのです、ソフトの動きが遅いのを重いといってそれとかけている のですと説明する羽目になる。

店が閉まるので追い出されて外に出ると、某風俗店で働いているAさんが名刺を 配っているのでもらう。が、よく見ると名刺ではなく店の名前が刷られていた だけだった。格安店で指名料が無料になるというたいへんありがたい券らしい。

2000/12/09(土)

歯医者。

今日は歯医者の日。洋書を持っていこうかと思ったが、思い直して暁の女神ヤクシー を持っていく。今日で終わりのはずだったが、前歯に虫歯があるというので引き続き 治療してもらうことになる。

Aさんと会う。

スーパーの帰りに、すごく久しぶりの人と会う。名前を呼ばれたので、 そしてこの付近で私をその名前で呼ぶ人は他にいないので、 誰だかはすぐに分かったのだが、その顔が前からそんな顔 だったか思い出せずしばらく顔を見つめてしまう。なんか妹に似ているような気が したのは不思議だ。だんなと子供連れだった。

2000/12/11(月)

忘世紀会。

今日はトラルファマドールの忘世紀会で信濃町へ行く。少し早く着いたので近所の Nの会社に行ってしばらく面談する。すこしして拳法の達人Fが車で到着し、 二人して地下室まで見せてもらったりしてから、時間が過ぎていることに気づき あわてて飲み屋に行くとすでにほとんどのメンバーが集まっていた。

遅れていったので禁煙席を主張出来なかったが、となりで煙草を吸いそうだった 童顔のOは煙草を吸う時は席を離れて吸ってくれた。このメンバーでは喫煙者の 割合は低い上に、今回参加していない喫煙者もいたりして煙いことはなかった。

忘年会は久しぶりなので、名刺交換などが始まるが、名刺を持たない私はてならひ 草子を配ったり。そうしたら、数学セミナーの編集者から今度数学セミナーで 数学小説を募集するんですよと言われてしまった。うーむ、数セミでデビューという のもなかなか味があっていいかもしれないと思う。

他人にボーナスの額を聞いて回るMとか、泣き叫ぶ子供とかの中、近況の報告をしたり する。うーむ、ほとんどの人はうらやましい生活をしているようなのだが、私が唯一 言えるのは今でも小説を書いているということだけである。

山形浩生と同じ会社に勤めるAには、最近山形浩生が気に入っていてとか話す。 ついでにインド帰りのNに「銃・病原菌・鉄」が結構いいと言って内容を説明する。

それから二次会で新宿に行く。ここでは最初テーブルで煙草を吸っていた両生類 プログラマーのNくんが、話題が喫煙者のマナーの話になるとテーブルを離れて 煙草を吸うようになった。もうかなり酔っていた私はあまり飲めなかったのだが、 他の人は次々とワインのボトルを開けていた。

ベトナムに新婚旅行に行っていたというNはかなり酔ったようで、 数学者のMにからんでなにやら凌駕している とか言っていたが、それを私が知っているというので少し驚いた。アメリカ帰りのY さんはアメリカにいる時に日本語の情報に飢えて、SF系日記更新時刻からこの日記 も読んでいたという。Yさんはなまもの系であるから、野田令子と学会で鉢合わせする かも。のだなのだも当然読んでいたはずなので。


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