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未勝利日記

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2000/01/01 (土)

実感がない。
いよいよ、2000年になったのだが、全然実感がないのだ。 まあ、21世紀でもなければ3千年紀でもないので実感がないのは当然か。 もしかしたら、いつの間にか死んでいて、 それに気がつかずにいたのかと思ったがそんなことはないだろう。 ここ数日人と話をしていないのでそんな気にもなるのである。

まちがってトンデモ本を……。
まちがってトンデモ本を買ってしまった。トンデモ本を読む趣味はないのに。 いや目次に「浮気」とか「売春」とかある上に表紙に「生物学的に正しい」 なんて書いてあるから。騙された。裏表紙には「ますます快調な竹内理論」 とか書いてあるので出版社でもトンデモ本と承知の上で出しているようなのだが、 うぶな私は「竹内久美子」という人を全然知らなかったのだ。
もう記憶したので今後この人の本を買うことはないぞ。 しかし、 本を買わないために作者の名前を記憶するのはなんとむなしい行為であろうか。 しかしトンデモ本だけあって単に言っていることがおかしいだけでなく、 読んでいて気持ち悪いのである。だいたい、これは著書というより 翻訳物というべきでは? ほとんどが外国の例を紹介しているだけなのだ。
ああもうこの本のことを考えるのはやめて、口直しに「ファインマン計算機科学」 を読む。やはり科学者の書く文章は明快で気持ちがいい。 量子コンピュータの事を知るのが主な購入目的としてしばらく前に買ってあったのだ。 しかしなかなか進まない。本文中で演習をやるように強く勧められているので、 物理の本ならともかくコンピュータの本なら演習をこなせるだろうと思い少しずつでも演習をときながら読むことにしたので進まないのである。 といいながら今は口直しなので演習を解かないで読む。


2000/01/02 (日)

パソコン落ちる。
夜中に三回もパソコンが落ちた。三回目などは、 再起動してワープロの作業中のファイルを復活していたら、その途中でフリーズした。 おかしい、こんなに落ちていいはずがない。昼間は落ちないので、 ソフト的な問題ではなくハード的な問題だろうか。 暖房のせいで電圧が下がっているとか。と思ってBIOSのモニタで電圧を見てみたが、 特に下がってはいない。落ちる瞬間の電圧を見たわけではないので分からないが、 昼でも暖房を入れていることもあるので、原因は違うかもしれない。
仕方がないので、ノートパソコンで作業しようかと思って、 ノートパソコンを引っ張り出した。最初はちゃんと起動したのに、 PCカードのフロッピィを接続したら動かなくなった。 PCカードを外してもだめ。というわけで踏んだりけったりなのだ。 こうなったら原稿用紙に書いてやる。

昇段する。
麻雀悟空天竺で昇段する。これで6段になったのだが、 これにはとても長い時間がかかったのである。麻雀は好きだが、 熱くなりやすいのではまるとボロ負けするのだ。 このゲームは様々なルール(といっても変なのはない)と 勝利条件(+100とか2連勝とか)をクリアしていくのだが、 西入がルールに入っている時が苦手である。精神力が持続しないので、 西入するとすぐに気力がなくなるのだ。だから、 ゲームをする時も一度に半荘一回しかしない、 二回やると精神力が持たずに負けてしまうのである。これでは人間とは打てない。


2000/01/03 (月)

手が震える。
手書きで原稿を書こうと思ったら、手が震える。 念のため、酒(杏露酒)を飲んでみたが、震えは止まらない。 というか、字を書くときだけ手が震える。 以前から、コンビニで宅配便の伝票を書くときや、 本屋で本の注文伝票を書くときに手が震えるという現象はあったが、 立ったまま字を書くので安定が悪くて手が震えると思っていたのだ。 しかし座って書いても手が震えるとはどういうことか。
タイプしようとする神経と字を書こうとする神経がコンフリクトするのか。 とにかく字を書いてもあとで読めないと何の役にも立たない。


2000/01/04 (火)

ビルゲイツの陰謀にはまる。
せっかく 森太郎さんがこの日記に言及してくださったのに、 ビルゲイツの陰謀によりリンクされない。 それとも森太郎がビルゲイツに魂を売ったのか。 紙を折ってないで神に祈るべきではないか。 神を折ったり、紙に祈ったりしてはならないのだ。
もしかして私が悪いのかと思ったら、 トップに index.htm と index.html があった。 無精なだけで邪悪な意図はないのだが。 このせいだろうか。
関係ないが、ウィリアム・テルのパロディでウィリアム・ビルというのを思いついた。

うどんをおかずにご飯作戦。
デビュー作になるべき長編(といっても300枚だけど)が進まないので、 うどんをおかずにご飯作戦を決行する。 これは長編を書いて飽きたら、短編を書いて気を紛らすという偉大な作戦だ。 しかし短編はオチがつかずに悩む。いっそ長編にしてしまえば……。
しかしゲームをしている時間が一番長いと言うのはどういうわけか。

バグバグ。
正月早々バグ報告が届いた。これは私の作ったフリーウェアの有理香という 電卓のバグである。実に情けないバグで情けなくなる。しかし、 バイト先のパソコンでバイト先のソフトでバイト中に作ったため、 今は修正できない。 バグがあって修正できないのは痒いところがかけないようなものだ。 自業自得か。
DELPHI 推進するなら買うべきだろうなぁ。家では小説を書きたいのだが。 DELPHI は確かに VB と比べるといいのだが、 言語としてはもはや面白みがないのだ。やはりこれからは SML では。 だれか SML のビジュアル開発ツール作ってくれないかな。


2000/01/05 (水)

実験終了。
日記の本質は何かを問う重要な実験を終えたヘッポコ実験日記であったが、 どうやって元に戻せばいいのか。こまった、こまった。 離陸より着陸が難しいのである。どうしよう。

女王様とお呼び。
「女王様とお呼び」
「じょうおうさま」
「女王様とお呼びと言っているのがわからないの」
「お許しください。じょうおうさま」
「女王です。じょ、お、う


2000/01/06 (木)

嗤う伊右衛門(京極夏彦/中央公論新社)読了。
今頃読んだんです。許してくれ。確かに面白いのではある。 が、岩の描写が物足りない。もう少し魅力的にならないだろうか。 それは伊右衛門にも言える。もう少しなぁ。悪役や脇役は魅力的なのに。 だいたい何であの二人の結婚生活はうまくいかなかったのか。 多少の齟齬はあってもうまく行きそうな気がするのだが。
ただし、全体が実はミステリーなのは、 小野不由美の東亰異聞を思い出す。

百鬼夜行(京極夏彦/講談社)読了。
最初は面白くなかったのだが、途中から面白くなってきた。 それにしても変なルビはやめて欲しいのだ。プライドとか。 変なルビの数は少ないのだが、すごく気になるのでだ。 いや日本語ならいいんだけど、 外来語をカタカナでルビにされると、 たとえそういうルビが振られたことがあったとしても、 なんか雰囲気に合わないのでやらないほうがいいのでは。
ふと思ったのだが、京極堂はすごすぎるので、 作家の名前とほぼ同じのなのは、普通の作家なら恥ずかしいであろう。 京極夏彦は京極堂と同一視してもいいくらいの作家だとは思う。 しかし、本人は最初からそれだけの自信があったのだろうか。 実は関口にも京極夏彦は投影されているのではないか。 関口も極端な男だから。両方で釣り合いが取れるのでは。

凍月(グレッグ・ベア/早川文庫SF)読了。
いいのはいいのだが、中心となる実験がどういうことになっているのか、 よくわからないのだ。いや実験は中心じゃないのか。 しかし、 死者の記憶の再生はそんなに画期的なこととは書かれていないような気がする。 実験が全然出てこないか、 実験結果がちゃんと出るかしてくれればもっといいのだが。 政治的駆け引きなんかは、いいときのハンラインを思わせるものがある。 それはいい。

青方変移。
一日に三冊も本を読めないのだ。これは一種の青方変移なのだ。 情報が圧縮されているのだ。


2000/01/07 (金)

パーフェクト・ブルー(宮部みゆき/創元推理文庫)読了。
宮部みゆきはかわいい人である。SFセミナーの講演で見たときそう思った。 最近は推理小説はほとんど読んでいないのである。京極夏彦は例外だが。 そして京極以前に宮部みゆきの火車を読んでいるのである。 それは友達の家にあったからだ。さてパーフェクト・ブルーだが、 もちろんいい。が、もうひとつテーマがはっきりしない気がする。 ドーピングと高校野球とどちらなのか。 いや、両方に共通するものはもちろんあるし、 それをこの作品のテーマとして読むことも出来るのだが。 それでは一般的過ぎるような気がする。 まあ、もともとスポーツ少年には感情移入できないオレが悪いのかも。
これで未読の山はぐんと減って、のこりは「ヴァート」 とアンライスの官能小説。なぜ官能小説を買ってしまったのか。 冬樹蛉がアンライス、アンライスと言うからいけないのだ。

生き返る。
未読も減ったことだしと本屋に行く。 SFマガジン2月号と久美沙織の「ドラゴンファームの子供たち」を購入。 創元文庫で何か買うものがあったような気がしたが思い出せない。 さらに、田中啓文の新作を買おうとしたが見つからない。
コミックの階に上ったあたりから気持ちが悪くなってくる。 腹もヤバイかんじがする。駅のトイレに駆け込むことになる。 腹はとりあえず落ち着いたが、気持ちが悪いのは治らない。 家に帰る頃には冷や汗まで出てくる。これはたぶん貧血だろう。 何か食べるべきなのだが、部屋には何もないので気持ち悪いままスーパーに行く。 バナナと牛乳とおでんとみかんと鳥の揚げ物を購入。 バナナを食べ、牛乳は温めてから飲むとなんとか生き返った気がする。 まだ下痢気味だが。
夕べというか今朝、 風野春樹氏パズル をやっていたのが悪かったのか。 それともこのところ三食とも餅を食べていたのが悪かったのか。 風野氏のパズル一つは解けたのだが、 あまりちゃんした答えではないので間違っているかも。 パズル好きの中学生とかは挑戦してみては?


2000/01/08 (土)

風邪をひく。
朝起きたら喉が痛かったので、これは風邪ではと思い体温を計ってみたら、 37.2度。医者に行って薬を貰う。一日中寝ていたら、夜眠れなくなって、 風野氏の最後の問題に挑戦してみたが、全然解けない。
そのうち夜が明けたので、うどんを食う。 少し食べた時点で食欲がないことに気づき、 このままでは食べ終わるまでに1時間くらいかかると思い、 先に薬を飲むことにする。その後テレビを見ながらゆっくり うどんを食べていると、突然、吐き気がしてくる。 結局トイレで吐いてしまう。それから、今の嘔吐でさっき飲んだ薬を 吐いてしまったかどうか気になる。もう一度薬を飲むべきか悩むが、 もう一度飲んでも吐いてしまうかも知れないと思い、昼まで薬は飲まない。

SFマガジンを読む。
「嘔吐する宇宙飛行士」は「脂肪したたる宇宙飛行士」では駄目なのかとか、 森岡浩之は本当にほのぼのSF作家なのかとか、茶々を入れながら読む。 河合小百合の「ただのSFファン」っていうのはいいとか。 太陽の簒奪者はIを読んでいなかったので、Iから読む。 これって短編には向いてないじゃないかな。とりあえず、 IよりはIIの方がいいというのが杉並公式見解。 しかし、まだ全然読み終わっていない。


2000/01/09 (日)

冷えピタ。
医者の薬を飲んでいるのに熱が下がらないので、冷えピタとかいうものを 使ってみる。最初はすごく気持ちがいいのにすぐに冷えなくなってしまう。 どうしたことか。熱があると言っても37度代であり、 特別高熱というわけではないのだが。 額と腋の下では温度が違うのかもと思い、いろいろなところに触ってみると、 非常にまずいところがかなり熱い。 よく考えたら、まずいことになっても何も困らないのだ。 しかし薬局では腋の下用の冷却シートというのもあったのだから、 非常にまずいところ用の冷却シートがあってもいいのでは。

まだ考えていたクイズのこと。
先日書いた風野氏のクイズはまだ考えていたのであった。 思考のポイントは三つくらいあって、まず直線でなく線であること。 これは単純に考えれば曲線だということになるが、違う可能性もある。 つまり、点線や一点鎖線という可能性である。点線を部分的に使うのは 結構鋭い考えかも。また、点線と一点鎖線といえば、 山に折る谷に折るという折り線の可能性もある。 また、曲線と言う考えからはlog や cos も考えられる。 通常筆記体で書くからである。 しかし、sin と tan は点と棒が別の線になるから駄目である。
次のポイントは00である。ふつうは00とは書かない。 これは、前に数字をつけて何百とするのが一般的思考だが、 後ろに数字をつけて、007という考えもある。 サイボーグだと思えば1から9まで(あるいは13だったっけまで) 付けられる。もう一つの考え方は、2進数、8進数、16進数ととる事である。 これらの表記では00となっても不自然ではない。右辺に8があるので16進数と 考えるのがもっとも適当である。 そうすると、+も加法、論理和、排他的論理和の可能性が出てきて考えがふくらむが、 残念ながらどれも該当しない。 さらにこの00は無限大の記号にも見える。 これが無限大だとすると問1と同じように8を分数にして、 0分の0 。分数にする線をちょっと曲げれば、10/0 に出来そうである。 しかし、ここはあまり追求しなかった。 というのは無限大をそのまま等式の中に書くのは望ましくないからである。 無限大を使う時は→∞とするかlimを使うべきだ。
もう一つのポイントは11である。11のどこがポイントかというと 00 = 11 + 8 という式は270度ほど回転すると 00 + = 11 8 と読める。 ここには何か意味があるのではないだろうか。 11と=が入れ替わっている点が重要である。 =をそのまま使わずに別のものが=になるというのはなかなかよい考えではないか。 しかし、それ以上は考えが進まない。
と、その時あることに気が付き、やってみたら解答らしい気がしてきた。 ああつまらん。


2000/01/10 (月)

風邪回復用マンガ。
病気の時にはお気楽なマンガを読んで寝ているに限る。 で、以前はめるへんめんかーを読むことにしていたのだが、 一時期集中的に読んでしまい、飽きてしばらく買っていない。 わざわざ買いに行くのも面倒だし体力も消耗するので、 手持ちのマンガでなんとかしたい。結局、「ハイパーあんな」 と「新ハイパーあんな」を読む。 エロになりそうな気配をみせつつこらえているのがいい。 そのため、ちょっとエロにいっている新の方はいまいち。
しかし、まだもの足りない。 まんがでなくてもいいかと十二国記を取り出す。 最近になって高里も主人公だと気づき、そっちから読んでみる。 しかし、ヤオイの人は麒麟と王もそういう風に見るんだろうなぁ。 などと考えつつ。

副鼻腔炎?
副鼻腔炎かどうかわからない何かにまたなった。 これは実害はないのだが、変な気分になる鼻の病気のようだ。 風邪をひいたりして、 鼻水が止まらなくなるとそのあとで一週間くらいこの状態になる。 匂いのバックグラウンドができてしまうのだ。 それが何の匂いなのかよく分からないが、 この時鼻をかむと血が鼻水に混じっていることが多いので、 血の匂いだとなんとなく思っている。 自分の傷などの時の血は特に匂いがするとは感じないので、 違う可能性も大きいのだが。 本来、匂いはすぐに慣れてしまうので背景的匂いなど感じるはずがないのだが、 この匂いは常にある。 もっとも一週間くらいの間にだんだん感じることが少なくなるのだが、 そうなると頭を動かした時に感じたりするだけになる。 この匂いを感じているときはすごく鬱な感じがする。 何もする気にならないというか。


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