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未勝利日記

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2000/01/21 (金)

グローリー・シーズン・下(デイヴィッド・ブリン/早川文庫) 読了
いやー、心配した展開にはならなかった。それにしても変な作品である。 傑作と断言したいところだが、どうもそういう気になれないのである。 予想できない意外な展開をする作品である。私の予想力が悪いのかも。 いやいや、予想できない展開というのはなかなか出来るものではない。
その上ユートピア小説である。 いや、作者はユートピアでもディスとピアでもないと言っている。 でも私は十二国記 を血まみれのユートピアと言ってしまうくらいなので、 ストラトスなんかはユートピアに見える。 少なくともストラトスの建設者はユートピアを作ろうとしたようだし。 ユートピア小説として読んでも、 キリンヤガなんかよりはずっとよいと思う。 しかも、女性についての話でもある。 男性がフェミニストのテーマを取り上げることは危険であると、 ブリンのあとがきには書かれている。 この作品はその危険なところに踏み込んでいるのだ。 いや、たとえ IF の話としても。
杉並的にはこの作品は「女の国の門」よりよい。 もちろん、杉並が高く評価しない「キリンヤガ」よりもよい。 それにもかかわらず傑作と断言できないのはなぜか。 訳によくわからない部分があったのは作者のせいではない。 そうではなくて、意外な展開といい、 つい冒険物として読みそうになるのに、どうも冒険物としてはもう一つなのだ。 そしてフェミニズムに関することでも、 どうももう一つ作者の態度が読み取れないのである。 この世界では女性の地位が高く、男性の地位は低い。 そして主人公は女性である。少女というべきか。 しかし、作者は男性であるし、 物語の中でも男性の地位が低いのは不当であると主人公が感じている。
この作品についてはもっと論じられていいはずだが、 論争は起こっていないようである。 キリンヤガのようには、簡単に論じられないのだ。
ラストはある意味ではユートピアの崩壊であるし、 別の意味では新たなユートピアの建設でもある。
しかし、これだけ意外な展開が続いたのだから、 死んだと思ったあの人 は生きているというようにも出来たと思うのだが……。 杉並的には生きていたとしてもストーリー上問題はないと思うし。 死んだと見せかけるのは逃亡者としては有効なトリックではないか。
しかし、人の書評を読まずに書いてしまったので、 他の人と全然違うことを書いてしまったかも。重大な誤読をしているとか。 気が弱いのだ。

ドア。
SF映画などでは未来的なドアとして、自動ドアの縁が真っ直ぐでないのがある。 左のドアが>形で、右がこんなΣ形とか。言っていることわかります?  ウルトラマンだったか、スタートレックだったかも全然思い出せないが、 そんなドアが出てきたと思う。
確かにちょと未来的な感じがする。しかし、ドアがそんな形だと、使いにくい。 開き初めのドアを通れない時間が長くなるのだ。 どうして使いにくい形のドアにするのかと思っていたのである。
しかし、今日その理由がわかったのだ。発見である。
どこで気が付いたか。地下鉄のポスターをみて気がついたのだ。 そう、あの形のドアは飛び込み乗車防止用のドアだったのである。


2000/01/22 (土)

復讐の女神(小林めぐみ/角川スニーカー文庫)読了。
小林めぐみの感想は気楽にかけていいや。麒麟と聞くと、十二国記を思い出し、 氷葉酢姫と聞くと、氷酢酸かと思ってしまう。ついでに言うと、 このシリーズの最終巻「戦乙女」と聞くと、戦巫女かと思ってしまうのであった。
これのどこが感想じゃ。

新年会。
宇都宮斉さんのところ で新年会。参加者はめんどうなのでリンクなしの風野さん、まみりんさん、 阿部さん、金杉さん、池田さん、深堀骨さん、志村弘之さん、小山さんでした。 私はひとり遅れて参加になりました。
宇都宮さんのおいしいワインを頂き、 まみりんさんのおいしいカレーを食べるのであった。 貴腐ワインなんてもう一生飲めないのではないだろか。
深堀骨×志村弘之の議論なんてめったに見られないものも見てしまった。 しかし何を議論していたのか全然思い出せない。 しかし、おいしいワインがあるのに、298円のマンズワインを持参し、 しかも、それをリンゴジュースで割ってのむのはさすが深堀骨。 わしも間違ってそのマンズワインを飲んでしまったわい。
しかし、一万冊は邪悪のような気がする。単にうらやましいだけかも。 しかし、帰るころには酔って息苦しくなっていた杉並。 駅に向かってみんなで歩いている時に、ひとり遅れて咳き込んでいたのであった。 ちょうど雨が降り始めていて、みなさんは急ぎたかっただろうに、 待たせてしまいました。
「しかし」が多すぎでダメな文章ですな。明日書いたからじゃ。 日記くらい好きに書かしてくれ。

市民税の督促状が来た。
市民税の督促状がまた来た。 なんでこう毎回督促状がくるのかというと、 もうキャッシュカードでほとんどお金を引き出してしまった口座が、 税金の引き落とし口座になっているからである。
どうしたらいいんだろう。


2000/01/23 (日) ダメダメ全開。
親戚から電話があり、杉並はダメダメモード全開に。
仕方がないのでマンガを買って読む。エデンズボウイとか、烈火の炎とか、 ぐるぐるとか。
床屋にいこうと思っていたのに行けなかった。気力がなくて。
明日は仕事の前に皮膚科に行かねばならぬ。この気力では無理かも。
2000/01/24 (月)

黒板。
うーむ。焼き芋屋の問題が黒板に書かれていたとは思わなかった。 黒板は折れない。やはり空手か何かを習わないとダメだろうか。

田中哲弥。
田中哲弥非公式ファンサイトの掲示板でボケたら、 田中哲弥氏ご本人がツッコミを入れてくれた。 うれしい。
しかし、適当なボケを思いつけず。

戦乙女(小林めぐみ/角川スニーカー文庫)読了。
これで小林めぐみの作品のうち新刊本屋で手に入るものは読み終わった。 やねこんからの長い道のりであった。
極東少年シリーズもこれが最終巻。ちょっともの足りない終わり方である。 日下美和は元のままのほうがよかったなぁ。 じいさんもいた方が……。


2000/01/25 (火)

フンをかけられる。
有栖川公園で鳥にフンを掛けられる。くそー。 しかし、部屋に帰るまで気づかなかった。 ずっと、フンのついたコートを着ていたのじゃ。情けない。

SFカーニバル(フレドリック・ブラウン編/創元SF文庫) 読了。
創元の復刊フェアで出ていたので、昔買ったようなきもしたが、買ってみた。 ところが全然読んでいなかった。わしゃそれでもSFファンか。SF読んでるんか。 これを読んで自動販売機のネタを思いついた。それはパクリじゃ。

正義というより
わしだって、みんながいい子の世界なんてつまらないと思う。 しかし、悪いことをやっている奴が大手を振ってまかり通る世界はいやだ。 悪いことしてる奴はこそこそしろ。裏道を歩け。
不正コピーをやりまくっている奴が、 コンピュータ委員会の委員長になったりすることは許さないぞ。 いや、そんなことは起こらないと思うけど。 ところでコンピュータ委員会って何? 政府の組織か?


2000/01/26 (水)

会議に呼ばれない。
バイトだから不思議はないのだが、これまで呼ばれていたのは何故? やはり、前回、サーバー切り離しに猛反対したのがいけなかったか。 それともわしをくびにする相談でもしとったんか。

DELPHIに飽きる。
呼ばれなかった会議の間 DELPHI でプログラムを組んでいたのだが、 もう飽きました。だいたい DELPHI の限界がわかったような気がする。 全然分かってないのかもしれんが。
やはりこれからは Ruby かも。tk でビジュアル表示も出来るし。 って、tk の勉強もせねばならんということか。 まあ、これからは仕事のツールも Ruby にするということで。
と思ったが、ここのパソコンはサーバを切り離した関係で Ruby をインストールする容量がなさそう。こまった、こまった。

ストレス解消法。
どうも最近、いらいらしているので、ストレス解消に小説を書く。 不思議なことに少し進む。やはりあせって書いていたのが良くないのかも。 これからもストレス解消法として小説を書くとどんどん進むかも。 ストレス解消にプログラムを書いたりするので、同じようなものかも。

カウンタ用のデータが切れていた。
カウンタ用の数の種別のデータが2000までしか作ってなくて、今朝切れていた。 あわてて3000くらいまで作ってアップロード。ってもっとどーんと作っておけば いいのだが、そろそろここのホームページ用容量がやばいかもしれないのだ。


2000/01/27 (木)

花のぴゅんぴゅん丸
今日のポケットモンスターはなんだか、花のぴゅんぴゅん丸 みたいだった。ってどこが。 昔のアニメが取り上げられる時でもあまり取り上げられないアニメであるが、 好きです。

Rubyは容量をとらなかった。
そのため、仕事先でもインストール出来た。 VCなどという邪悪なまでに容量を喰うものを仕事先で再インストールしたあとなので、 つい容量を気にしてしまったのであった。しかし、VCのインストール、 オプション選択時には容量が足りていると表示するのに、 実際にインストールすると足りないと言い出すのはどういうわけか。
それはさておき、インストールできたはずの ruby なのに rubytest.rb を走らせるとエラーになる。どうも NEC 9801シリーズで C でなく A ドライブになっているためらしい。ちょっと直せば走りそうだが、 まだ ruby に慣れていないので、そのちょっとが出来ない。 ま、家でやるからいいや。

王の眠る丘(牧野修/早川文庫JA)読了。
牧野修で解説が久美先生なら読まないわけにはいかないでしょ。 しかし、少し前の作品だけあって、最近の牧野修とはちょっと違う感じ。 ファンタジーファンとしてはもう一つの気がする。といっても、 基準が「指輪物語」「ゲド戦記」「イルスの竪琴」だからなぁ。 あ、日本人がいない。日本の基準は「十二国記」「クリスタルドラゴン」だ。


2000/01/28 (金)

パソコンますます不調。
立ち上がるのに、一時間くらいかかる。
これはハードの問題でしょう。9月に買い換えた部分が悪いに違いない。 つまり、マザーボードかハードディスクか。どちらか一つなら、 買い替えも考えるが、二つとなると困る。あ、保障期間かな。 いずれにせよ、どっちが悪いのか特定せねば。
少なくとも、BIOS のメッセージではハードディスクが悪いようだ。 ディスク交換にはバックアップをとらねばならんではないか。 困ったぞ。

空想小説ワークショップ。
今日はナノテクの話とか。宿題がでた。 プリントされた絵に関して「約束」というテーマで作品を書くこと。 すかさず「やけくそ」という言葉が浮かんだ。何かに毒されているのだ。

試験休み。
試験も受けていないのに試験休みになる。といっても無給である。 ところで、勉強していなくて試験という夢をみたことがある。 それ以上に恐いのは、試験問題を作っていなくて試験という夢である。 どちらの悪夢からも開放された今は幸せというべきだろう。 試験休みの予定はストレス解消。日記は書くつもりだが、他人の日記は読めない。


2000/01/29 (土)

パソコンをなだめて一日
マザーボードでも、ハードディスクでもなくてその間のケーブルかもと思って。 ケーブルを差し替えてみたが改善せず。ハードディスクをベイから取り出してみると、 この穴をふさぐなと書かれた穴が上部にある。 しかし、上には FDD があるのでふさいだことになっているかもと思い、ディスクの 場所を入れ替える。そうしたらケーブルがぐちゃぐちゃになった。 結局、悪戦苦闘して改善なし。


2000/01/30 (日)

本を売る。
大部分はマンガだが。古本屋まで自転車で二往復。 これで部屋の中が片付いたかというとそんなことはないのであった。 ついでに、その古本屋で牧野修の「プリンセス奪還」を買う。 掘り出し物かな?

短編の資料読み。
なかなか泣ける資料である。しかし、この短編は時期的にまずいものがある。 ま、人の目には触れないからいいか、触れても夏だし。


NEW !
2000/01/31 (月)

プリンセス奪還(牧野修/ソノラマ文庫)読了。
読んでしまった。やはり、メンバーを集めて何かするというのは面白い。 特にメンバー集めがいい。メンバー集めだけで話が終わってもいいくらい。 しかし、話が完結してます。いや、それはいいんだけど。
おもしろくないと言うだけで、 牧野修と4時間お話ができるというのはなかなかお得なのではないか。 え、古本じゃダメなの。

リンクを変更。
昨日やったような気もするが、高橋由巳子さんがホームページを閉鎖するというので、 リンクから削除する。残念なことである。
浅暮三文氏の浅暮魂が正式公開されていたのに、リンクしていなかったのをリンク。 ほかにもリンクするべきページはたくさんあるのだが、面倒なのでやってない。

再発見。
今月の発見を「人生はくそゲーだ」にする。これの履歴とかはないので、 今までに何を書いたのか全然覚えていない。 このくそゲーというのも以前に書いた気がするのが、再発見ということで。 ちなみに1月の発見は「1000年前も間違えた」であった。
2月中に躁状態になったら別の言葉にするかもしれない。


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